想像してみてください。
夜間、突然警察から
「お子様を保護しました」
との連絡が入ったら、
多くの親が驚くことでしょう。
特に深夜に子供が一人で外出していると、
警察が介入し声をかける場合があります。
この行為は「補導」と称され、
主に小学生から高校生が対象です。
補導の定義と目的
補導は、
未成年者が不適切な行動を取る可能性がある前に、
警察が介入して予防的に指導を行う活動です。
逮捕とは異なり、
未成年者の非行予防と
将来の保護を目的としています。
問題行動を見かけた場合、
警察官や補導員がその場で指導し、
状況に応じて
保護者や学校に連絡を取ります。
深夜の外出規制について
補導活動は、基本的に24時間可能ですが、
「深夜徘徊」については特に注意が必要です。
無目的に外出する深夜の行動は、
非行につながるリスクを増加させるため、
多くの自治体では、
未成年者の深夜の無目的な外出を制限しており、
一般的には
午後11時から翌午前4時まで
とされていますが、
地域によって異なることがあります。
地域の具体的な規制時間は、
お住まいの自治体の条例で
確認することをお勧めします。
地域社会における子供の保護
地域社会全体で子供たちの安全を確保し、
健全な成長を支援するためには、
補導だけでなく、保護者、学校、
地域コミュニティの連携が重要です。
夜間の外出規制は、
子供たちの安全を守るための措置として、
各地域で設定されています。
【全国編】日本の小中高生向けの補導時間の詳細ガイド
日本各地で設定されている補導時間は、
ほとんどの地域で
午後11時から翌午前4時までとされています。
この時間帯は、
一般家庭が就寝を始める23時頃から、
新聞配達員が活動を開始する
早朝の4時までをカバーしており、
これにより青少年の夜間の外出リスクを
最小限に抑える目的があります。
ただし、これは基本的な時間帯であり、
地域によっては補導の実施時間に
若干の違いがあることも特筆されます。
関東地方の補導時間
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、山梨県：夜11時から翌午前4時
群馬県：夜10時から翌午前4時
関西地方の補導時間
大阪府：
– 16歳未満の青少年：夜8時から翌午前4時
– 16歳以上18歳未満の青少年：夜11時から翌午前4時
京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県：夜11時から翌午前4時
和歌山県：夜10時から翌午前4時
北海道・東北地方の補導時間
北海道、岩手県、宮城県、秋田県、山形県：夜11時から翌午前4時
青森県、秋田県：夜11時から翌日の日の出まで
福島県：夜10時から翌午前4時
東海地方の補導時間
愛知県：夜11時から翌午前6時
岐阜県、静岡県：夜10時から翌午前4時
三重県：夜10時から翌午前5時
北陸信越地方の補導時間
新潟県、長野県：夜11時から日の出まで
富山県、石川県、福井県：夜11時から翌午前4時
中国地方の補導時間
鳥取県：夜11時から日の出まで
島根県、広島県、岡山県、山口県：夜11時から翌午前4時
四国地方の補導時間
香川県、徳島県、愛媛県：夜11時から翌午前4時
高知県：夜10時から翌午前4時
九州地方の補導時間
福岡県、佐賀県、大分県、宮崎県、熊本県、鹿児島県、長崎県：夜11時から翌午前4時
沖縄県：夜10時から翌午前4時
まとめ
補導時間は、青少年の安全を保障し、
非行を予防するための重要な措置として、
各地域の青少年保護条例に基づいて
定められています。
地域によって
時間帯にはバリエーションがあり、
それぞれの地域の状況や必要性に応じて
調整されています。
これにより、
青少年が夜間に外出することの危険性を
減少させることが期待されます。
