節分と言ったら豆まきや恵方巻を想像しますが
柊鰯(ひいらぎいわし)を飾る地域もありますよねー。
関西地方に多いですね!
柊鰯はその名の通り
柊の小枝に焼いた鰯の頭を刺したもの。
それを節分に家の門や玄関などに飾り
魔除けとする風習なのです。
今年は飾ってみようかと思っている方
初めて作ろうと思うけど出来るか心配な方は
その工程が簡単にできるものなのか
気になりますよね?
難しいところは鰯の調理方法だけだと思いますので(処分の方法)
そこを詳しく説明していきます!
また、実際の鰯や柊を使わなくても
小さいお子さんと一緒に簡単にできる折り紙の柊鰯の
作り方もご紹介します。
節分のリアルな柊鰯の作り方
柊鰯を作るときに必要な材料は
柊と鰯のみです^^
柊鰯の鰯は、頭の部分だけ使います。
なので、胴体の部分は夜ごはんにして食べてしまいましょう^^
塩焼き以外にも、醤油焼きやバターを入れても美味しそうです!
では、作り方をご紹介します。
柊鰯の材料
- 鰯1匹
夜ごはんのおかずにしたい方は3、4匹、用意しましょう!
- 柊
節分の時期が近づくと鰯や豆などとセットになったものが販売されています
- 塩
- 醤油、バターはお好みで!
柊鰯の作り方
- 鰯のウロコを落とします
鰯は繊細な魚なので、ウロコ取り器のようなものを使うと
身を傷つけてしまうことがあります。
爪で優しく引っかける程度で、ウロコは取れますよ。
手がウロコだらけになってしまうので
大きいボールに水を入れて
その中でウロコを落とすと、いいです。
- 鰯の内臓を取ります
鰯の肛門からお腹に向かって包丁を入れて
内臓を取り出します。
内臓が気にならない方は省略しましょう!
- 鰯に塩をまんべんなくまぶします。
鰯の水分をふき取り、塩をまぶします。
塩の量は、鰯の重量に対して2%くらいにします。
全体的に均一にふりかけるようにするためには
高い位置から塩をまぶすと上手くいきます!
ひれや尾は、焦げにくくするために
少しだけ多めに塩をふっておきます。
- 冷蔵庫で、10分くらい寝かせます。
豆知識として、魚に塩をまぶす3つの理由をご紹介します。
1つ目…味付けのため。
2つ目…臭みを消すため。
魚に塩をふりかけ少し寝かせると水分が出てきます。
その水分には魚の生臭さも含まれているので
塩をふりかけることによって
生臭さを除去することが出来るのです。
3つ目…身を引き締めるため。
塩をふりかけて魚から水分を出すことによって
魚の身が引き締まり、くずれにくくなるという効果があります。
調理がしやすくなり、見たもキレイに仕上がりますよ。
- 鰯を焼きます
グリル網やフライパンにサラダ油を薄く塗り、鰯を並べ
5~6分ほど弱火~中火で焼きます。
美味しそうな焼き色がついたら
反対側も4~5分程度焼きましょう。
- 鰯の頭と胴体を切り分けます
柊鰯に使う鰯をまな板に置きます。
胴体は使わないので
頭と胴体を包丁で切り分けましょう。
また、柊鰯に使わない胴体や一緒に焼いた他の鰯は
お好みで醤油やバターで味付けをして
夜ごはんに美味しく頂きましょう^^
以上で、柊鰯の鰯の部分は完成です。
※イワシの頭だけ焼いたものでもOKです^^
最後に、柊に鰯をぶっ刺します。
見た目が怖いですが
エラの部分から鰯の目や口に刺していきます。
ちょっとグロテクスですが
これで柊鰯の完成となります。
節分の柊鰯の飾り方
柊鰯は魔除けのために飾るものです。
節分に飾る理由は、鬼を追い払うため。
この魚の臭さと柊のトゲで
鬼が家の中に入ってこないように
一般的には玄関の外に飾り付けをします。
虫やノラ猫にやられないように
なるべく高い位置にガムテープなどで貼り付けましょう。
玄関の戸や、その近くの壁などが良いと思います。
ただ、家のに直接貼り付けることになるので
魚が付くことに抵抗のある方は
柊鰯を画用紙などに貼ってから
それを家の壁に貼るようにすると良いと思います。
節分に簡単柊鰯を折り紙で作ってみよう
実際の鰯や柊で作るのは時間も手間もかかりますよねー。
そんな時は、折り紙で簡単に柊鰯を折ってみましょう!
お子さんも一緒に作れる簡単なものがあるので
いくつかご紹介したいものがあります。
1つめのこの動画は
折り紙と割り箸とノリだけで簡単に作れますよ。
2つめのこの動画は竹串を使います。
柊の葉っぱがちょっとオシャレです。
折り紙で折ったものはちょっとした飾り物として
玄関の中やお部屋に置いておくのも良いと思います。
お子さんも、自分の作ったものが飾られているのを
毎日見ることが出来るのは嬉しいと思いますよ。
まとめ
節分が近くなると、スーパーなどに
お豆や鰯、柊がセットになったものが販売されます。
今まで柊鰯を作ることに
なんだか抵抗があったり面倒だと思っていたあなたも
意外と簡単に出来ると思いませんか?
実際に調理すると、夜ごはんのおかずにもなるので
一石二鳥です^^
楽しい節分にするために
是非、今回の節分は
柊鰯の作成にチャレンジしてみて下さいね!