現在3歳半と1歳4ヶ月の息子2人を
アメリカで育てています。
2人の年の差は2歳3ヶ月。
今回は
今は少し落ち着いてきた長男の
ヤキモチと赤ちゃん返り
それを次男の育児とどのようにこなしてきたか?
についてお話ししたいと思います。
長男の赤ちゃん返りは重荷
文字通り目に入れても痛くないほど
可愛くて仕方なかった赤ちゃん時代の長男。
両家にとって初孫であったこともあり
それはもう溺愛されていたと思います。
夫自身が男2人兄弟だったこともあり
絶対に男の子が2人欲しいと
強く願っていたため
長男が一歳半のころ2人目を妊娠して
とてもホッとしたことを覚えています。
2人目の妊娠前は
下ができても一番可愛いのが長男なことは
絶対変わらないという自信があったのですが
実際は違っていました。
長男にイライラ
妊娠初期は
一番不安定な時期でもあるため
自分でもお腹を守ろうとする本能が
自然と働いていたのかもしれません。
現在も添い寝で寝かしつけているのですが
妊娠してから
長男が私のお腹に頭を乗せたり
お腹を触ることを
必死に防ぎながらの寝かしつけが始まりました。
今までは自分の自由にママに触れたし
どんな体勢でも寝つくことができたのに
急にママがウトウトしている自分を
「ダメ!」と
叱ったことにびっくりした事でしょう。
今思えばそこまで
神経質にならなくてもよかったのかもしれませんが
2人目を妊娠する以前に
一度化学流産した経験があるので
尚更敏感になっていたのです(>_<)
まだ言っても分からないと頭では理解しつつも
赤ちゃんを守りたい一心で
「ダメって言ってるでしょう!」と怒鳴ったり
毎日ホルモンのせいもあるのかイライラしていました。
長男の赤ちゃん返りのきっかけ
どうしてもイライラが収まらず
カフェインレスのコーヒーを大量に飲んで
気を紛らわしたり、
イライラ、ピリピリとの戦いだったように思います。
その頃から徐々に
長男の赤ちゃん返りが始まりました!
まずは手づかみやフォーク・スプーンで
上手に1人で食べられていた食事を
食べさせてほしがるようになりました。
また、元々抱っこ魔ではあったのですが
抱っこもそれまで以上にしてほしがるようになり
どんどん大きくなるお腹を守りたい私には
その抱っこがとても重荷でした。
実際、長男を抱っこしていると
お腹が張ってくるようになってきたので
「ベビーが苦しいって言ってるから下りてね」
と言って下ろすことも度々でした。
あの頃から長男なりに
ママにとってもう1人大事な何かができたんだ
と気付き始めたのでしょう!
ただ、公園などで他の赤ちゃんを見ると
「ベビーベビー」と嬉しそうに指差したりもしていたので
赤ちゃん自体は好きだったのかもしれません。
周りに聞くと
赤ちゃん自体が苦手な子もいるそうなので
そう言った意味では
ラッキーだったのかなと思います。
次男誕生後の2人育児を一人で対応
次男が予定よりかなり早く
35週で誕生してしまったので
私たち夫婦も長男も
突然に新生児との新生活が始まりました。
実はその直前に引越しをしたので
それが早産の原因になったのだと思います。
アメリカの引越し業者は
同じ方面に向かう複数の引越しを
同じトラックにまとめて運搬したりするので
私たちの荷物も見積もり時の予定より
2週間ほど遅く到着することになりました。
子育て用品は全て
その引越し荷物の中です。
ベビーベッドも授乳まくらも搾乳機も
新生児をお世話する道具がなにもありませんでした。
荷物が届くまで短期で入居した家具付きアパートの
クイーンサイズのベッドに
私を挟んで長男・次男が寝ます。
生後2日での退院事情
アメリカでは生後2日で退院させられるので
本当に生まれたての赤ちゃんです。
まだまだベビーの2歳児が
その事を理解するはずもなく
夜中は修羅場と化していました。
2時間おきにおっぱいを欲しがって泣く次男。
それに反応して泣く長男。
夫はまったく当てにならないので
それをまだ新居に引っ越してもいない時期から
一人で対応しなければいけませんでした。
可哀想な長男。
泣いても今までのように
添い寝してくれる訳ではなく
ママは赤ちゃんの世話をしています。
授乳中の私に泣きながら、すがりついて
また眠りに落ちるような感じでした。
2歳ってだいぶ大きくなったと思っていたのですが
本当はまだまだ赤ちゃんなんだなと実感しました。
日中は
2時間おきの授乳と終わらないオムツ替え、
魔の2歳児が注目を集めたくてするイタズラに
一日中怒鳴ってばかりで
イライラが止まりません。
夜にそんな姿を見て、可愛い寝顔を見ると
やはり申し訳ない気持ちもありました。
2人育児を可能にする方法
後悔ばかりしていても日常が変わるわけではないし
しばらくしてからは、ある方法で
赤ちゃん返りの長男と
新生児を同時に対応しながら
日中の家事をこなす事ができるようになりました。
下の子はママがいなくても平気
と何かで読んだ気がしたけど
全然そうじゃなかった次男。
家事もあるし長男のお世話もある。
常に抱っこはできないので
新生児期はスリング、
それ以降は抱っこ紐を常に装着していました。
抱っこ紐のダブル活用法で解消!
ある時その抱っこ紐をダブル使いで
前には長男、後ろに次男を背負って
家事をすることを思いついたのです。
長男はエルゴ、
次男は首をサポートできるベビービョルンです。
これがとても重宝し
嫉妬で赤ちゃん返りとイタズラがひどかった長男も
抱っこされていると落ち着くようになりました。
当然2人を抱っこしていると
腰や肩など自分に負担がかかるので
どうしても泣いて仕方ない夕方など
短時間だけですが活用しました。
一旦抱っこしてもらえると長男も落ち着いて
ラッキーな時には次男も背中でスヤスヤ。
背中スイッチを発動させないように
慎重に次男をベッドに移して
長男にはテレビを見させたりして
その間に家事炊事をこなしたり。
たまに2人とも抱っこ紐で寝ることがあったので
その時は天国かと思うほどでした。
これは体力的には大変ですが
精神的には随分と育児が楽になった方法です。
タイムアウトが有効手段
2歳は大変!
魔の2歳児とはよく言いますが
赤ちゃん期から徐々に自我が芽生えてきて
みんなの注目を一身に浴びたい時期。
そんな時に自分よりも大事にされている
新参者がやってくるのです。
そりゃー泣きたくもなるよなー、と思います。
一刻も早くこの子を泣き止ませねば!
と頑張りすぎると
自分がいっぱいいっぱいになってしまって
精神的に辛くなってしまいます。
どう対応してもギャン泣きが止まらない時は
- しばらく放置する。
- 泣かせておく。
これも1つの手かなと思います。
または日本の住宅事情などを考慮すると
なかなか難しいこともあると思うので
普通だったら子どもに対してのタイムアウトを
自分にとって一瞬でも落ち着くことのできる
トイレや別の部屋などでするのもいいと思います。
泣いている子どもから少し距離を置くってことですね^^
タイムアウトはアメリカでは日常的
アメリカではタイムアウトは日常よく行われていて
子どもが悪いことをしたら
別の部屋に連れて行くか
部屋の隅に壁側を向かせて立たせるなど
子どもを落ち着かせるのに有効と言われています。
私が子どもの頃は
よく押入れに入れられた記憶がありますが(笑)
私のアメリカ人の友人も
まだ子どもが1歳のときから
タイムアウトをよくしていました。
2歳にもなると悪いことをしたら
タイムアウトだと理解していて
「タイムアウトだよ!」というと大人しくなったり
実際タイムアウトになった時も
静かに時間が経つのを待ったりできるようになっていたので
これには驚きましたね。
私もどうしても子どもが言うことを聞かない時は
タイムアウトと称して部屋に閉じ込めます!
閉じ込めると言っても1分位なのですが
それで、ことの重大さを理解するのか、
部屋で大泣きして疲れるのか、
ほとんどの場合はこれで落ち着きます。
いつも全力で対応しようとすると
どうしても無理が出てしまうので
ある意味の諦めも必要かなと思いますね。
まとめ
まだまだ赤ちゃんだけど
出来ることも沢山増えて、
言葉も少しずつ話すようになって、
魔の2歳児とは言われますが
今思えば本当に可愛い時期なんだなーと思います^^
毎日ヘトヘトでイライラもピークの時
先輩ママから「一番可愛い時期ね〜」なんて言われても
自分の辛さなんて分かってもらえない!
って思ってしまうことも事実です。
だけど子ども達が巣立つまでを20年前後と考えて
この時期なんてほんの少ししかないんだって
気づいたら
毎日ほんの些細なことでイライラしてるのも
ちょっと可笑しく思えてきます。
あんな時もあったな、自分頑張ってたな、
って後で面白おかしく懐かしく思えるように
そんな辛い時にも沢山写真を撮って
後で見返すことができるようにしておきましょうね。
私もまだ3歳と1歳を育てる身で
毎日がイライラの連続ですが
そう自分に言い聞かせて
毎日をどう楽しく過ごせるかを考えながら
日々子ども達と格闘しています。