子どもが小学生になると
子育てに関する悩みが
がらっと変化してきますよね。
きっと幼稚園や保育園ではなかった
勉強がはじまること、
そして
お友達関係がさらに複雑になってくること
が大きな原因だと思います。
悩みを抱えて帰ってくる子どもを見て
親はおろおろしてしまうもの。
「どうしたの?」
子どもに聞いても、よくわからない。
いったい誰に相談すればいいの?
どうやって解決すればいいの?と
もやもやしているママは多いんじゃないでしょうか?
我が家の娘たちも沢山悩んでいました。
正直に打ち明けてくれるのは
とっても嬉しいのですが
私まで、もやもやと悩んで
沢山の失敗を繰り返してしまいました。
だからこそ言えるのですが
悩んだ時、相談する相手を間違うと
更に悩みを増やしてしまう結果に!
悩みを相談する相手はズバリ
学校の担任の先生なのです。
担任の先生が難しい場合は
スクールカウンセラーや
スクールソーシャルワーカーを
頼ることをお勧めします。
間違っても
ケンカをしたお友達やその親に
直接抗議をするのはやめましょう!
つまり
子どもの悩みを相談して良いのは
ある程度客観的に判断してくれる相手
だという事なのです。
ママたちが悩みを打ち明けられない理由
しかし、実際のところ
学校に相談できるママは、とても少ないかもしれません。
そうなるとスクールカウンセラーなんて
なおのこと無理ですよねー。
その理由は「モンスターペアレント」
なんて言葉が流行ったからではないでしょうか?
また「学校に言うほどのことでもないし。」
と思ってしまうことも原因かと思います。
実際に私もそうでした。
娘が小学校低学年の頃
お友達のお母さんが直接
私に苦情を言いに来られました。
「お宅の娘さんが、うちの子を仲間外れにしている。
今までそんな悪い子を見たことがない。」と…。
私は帰ってきた娘に、事実を聞いてみました。
娘は「そんなつもりはなかった。」と言う。
今思えば、ここで担任の先生に
客観的な意見を聞けばよかったのですが…。
しかし、あの頃の私は
学校に連絡するまでもないと自分で勝手に判断し
直接相手と話し合ってしまいました。
こうなると、揉め事は解決しません。
お互い自分の子どもの言うことしか
信じてないんですから。
そして子どもたちが、自分で解決する道を
親の私が奪ってしまったんです。
大失敗でした(>_<)
学校や外部に相談しにくい
親の気持ちはよくわかります。
私はその失敗以降
素直に学校や外部に頼ることにしたのです。
子どものサインを見逃さずに見守る事に徹する
では
子どもが悩みを抱えて学校から帰ってきた時
親はどんなことをしてやれるのでしょう?
一番初めにできる事は
勿論、否定せずに話を聞いてあげる事です。
そして、子どもをしばらく見守ってあげる。
もし、それが学習面での悩みだとしたら
案外解決法は簡単です。
- できないところを聞き出して、家庭でじっくり教えてあげる。
- 具体的に、ここが分かっていませんと先生に伝える。
そしてポイントは
「なんでこんなことも出来ないの!!」
と決して怒ったりしないこと。
何度も何度も当たり前のように
同じことを教えてあげるのです。
それでもできない時は
専門的な指導をしてくれる
学習塾やネット教材が今は豊富にあります。
子どものわからないを否定しないで
根気良く付き合ってあげて下さい。
しかし、こと人間関係や集団生活の
ストレスを感じている子どもには
具体的に何かしてあげられることがありません。
それがママたちの、もやもやの原因なんです。
基本的には見守るに徹するしかありません。
そこでできる具体的な行動は
外部に相談するタイミングを見計らうこと。
自分の力ではどうにもならなくなると
子どもは必ずと言っていいほど体に変化が現れます。
- 表情がさえない
- 食欲がなくなる
- 腹痛を頻繁におこす
など、体の不調はヘルプのサインなんですよ。
こういったサインを見逃さずに相談に行きましょう!
実際に相談してみた感想
それでは実際、学校に相談する時
どんな風にすればよいのでしょうか?
私はやはり直接会ってお話しすることが
一番良いと思います。
連絡帳で伝える方が多いようですが
これは一方的通行になってしまって
なかなかじれったい。
電話か直接会って
「最近自宅で元気がないんですが学校で何かありましたか?」
と聞いてみましょう。
そして
「こんなことがあったと本人が言っているので、
しばらく様子を見て連絡頂けますか?」
とお願いします。
先生に学校での子どもの様子を
客観的に見て、教えてもらうことは
親にとって大切なこと。
冷静に子どもに寄り添うために
とても必要なんですよ!
担任の先生でも、うまくいかない時は
学校の外部の相談窓口であるスクールカウンセラーさんや
スクールソーシャルワーカーさんを頼りましょう!
実際、私も何度か
スクールカウンセラーさんに相談に行きました。
小学校低学年だった娘が集団生活に馴染めず
どうしてあげたらよいのか?
思い悩んでしまったからです。
カウンセラーさんは、私の悩みを整理して
今、何ができるかを一緒に考えてくれました。
そしてあらゆる方法を教えてくれたのです。
また娘が中学に入った頃に
学習面でのつまずきを
スクールソーシャルワーカーさんに
相談したこともあります。
ソーシャルワーカーさんは
カウンセラーさんとは違い
実際に学校と保護者の間に入って
お互いの言い分を伝え
娘にとって最善の方法がとれるよう
取り計らってくれました。
こんな風に第三者が入ることで
冷静に問題を解決することができるんです。
幅広い知識を持ってらっしゃる方が多いので
人間関係の問題から学習面での困難なことなど
的確なアドバイスを頂けます。
悩みを「大したことない」と決めつけず
ぜひ相談に行ってほしいと切に思います。
まとめ
子どもの悩む姿は、本当に切なくなりますよねー。
何とかしてあげたい、代わってあげたいと
私も良く思います。
でも、親ができることは
案外限られているんですよね!
だからこそ、助けが必要!と判断した時は
迷わず相談に行ってみましょう。
忘れてはいけないのは、感情的にならないこと。
子どもの訴える気持ちは本物ですが
言っていることが、全て正しいとは限らないのです。
冷静に状況を把握して
親にできることはないか?
学校で対応してもらいたいことは何か?
を話し合いましょう。