子育て中にイライラしたことがないなんて人
いるのでしょうか?
赤ちゃんの夜泣きから始まり
言うことを全然聞いてくれないイヤイヤ期
間髪入れずやって来る反抗期…。
10人くらい育てれば
イライラしなくなるのでしょうか?
きっと私には無理(笑)
しかし、イライラするのは仕方がないとしても
それを誰かに八つ当たりしてしまうのは考えものです。
私自身子どもが小さい頃は
夫にどれだけ当たり散らしていたことか。
思い出しても、とても恥ずかしい気分です。
では八つ当たりをすることなく
どうやってイライラを吹っ飛ばせば良いのでしょう?
それはズバリ
- イライラしている自分に気付く
- 「私はイライラしている」と家族に伝える
- イライラしている時にすることを決めておく
この3つ。
これで私は
無意味に八つ当たりすることが、なくなりました。
そしてそのお陰で嬉しい事が2つもあったんですよ!
それは
- 八つ当たりのせいで多かった夫婦喧嘩がなくなった。
- 思春期の子どもが自分のイライラに気付いて「八つ当たりしてごめん」と謝ってくれるようになった。
つまり
「八つ当たりは良くない」と家族で共有することで
家庭内がぐんと穏やかで優しいものに変わったのです。
家族にイライラをぶつけてしまう理由
それではどうして
家族に八つ当たりしてしまうのでしょうか?
『家族は気心が知れていて安心できる存在。
だからこそ、素のままの感情を出してしまう…。』
とよく言われますがどうでしょうか?
子育て中の八つ当たりは
ちょっと意味合いが違ってくるのではないかと思います。
例えば子どもに八つ当たりしてしまう原因は
心のどこかに「あなたのせいで忙しいのよ!」とか
「あなたが言うことを聞かないからでしょ!」という
思いがあるから。
そして旦那さんや家族に当たってしまう原因は
「家事や育児が大変なのよ!わかって!」
という気持ちのせいだと思いませんか?
まさに私がそうでした…。
夫が仕事から帰ってきて、お風呂に入って、
ソファでビールを飲む姿を見て
その日一日のイライラが爆発!
「お皿くらい洗ってよ!!!」と激怒。
突然怒鳴られた夫はどれだけ腹が立ったことでしょう?
今思えば、夫の気持ちもわかります。
一日仕事を頑張ってきて、やっと一息…
と思ったとたん、罵声を浴びせられるなんて
訳がわかりませんよね^^
でもあの頃の私には
夫を思いやる余裕がありませんでした。
意味のない夫婦喧嘩をよくしたものです。
こんな風に、イライラしている自分の気持ちを
突然爆発させてしまう八つ当たりは
周りから見れば、ただただ迷惑なだけ。
しかし、子育て中のママの心は余裕がなくて
「あなたたちのせいなんだからね!」
という思いで
いっぱいになってしまうものなのです。
まずは自分の気持ちに気付くことが大切です
私がこんな
八つ当たりをやめようと思った理由は
言葉をしゃべれるようになった娘が
お友達に怒鳴っているのを見たからなんです。
その姿は
怒ってキーっとなっているときの自分にそっくり。
顔が真っ赤になってしまいました。
そこでまず私は
「ママが怖い言い方をし始めたら教えてね。」
と娘に頼んでみることにしたのです。
すると娘は
私がイライラして言い方がきつくなってくると
「悪い魔女さんになってるよ」
と教えてくれるようになりました(^^;)
そうなのです。
イライラが爆発して八つ当たりする前には
口調がきつくなっているようなのです。
自分のイライラを認識した私は
素直に「ママはイライラしてるね。」
と子どもに話し
一緒にお昼寝をしたりおやつを食べたりしました。
そんなふうに過ごしていると
「優しいママにもどった~!」
と娘はニコニコし始めます。
そんな様子を見て
なんで自分がイライラしていたのか?
分からなくなることも、しばしばありました。
案外イライラの原因は
大したことがないのかもしれません。
イライラしている自分に気が付き
それを言葉にして家族に伝えるだけで
八つ当たりは防げることが多いのです。
イライラしているときにすることを決める
イライラしている自分に気付けるようになったら
次は「その時にすること」を決めましょう。
私は子どもといてイライラし始めたら
いっさいの家事はやめて
子どもと一緒にお布団に入るか
おやつを買いに行くことにしました。
「ママ、イライラしているから、お布団だ!」
といって、みんなでベッドにダイブ!
くすぐり合ってけらけら笑います。
ある日は「おやつタイム!」といって
自分の大好きなお菓子を一つだけ買いに
わざわざ出かけたりもしました^^
もちろん自分用の高級お菓子も購入!
こうして、イライラし始めたら
自分を甘やかすことで
子どもへの八つ当たりは全くなくなりました。
そして
夫に八つ当たりしそうになった時は
「なんか今、イライラしているから」と伝えて
一人だけの環境になるように
別の部屋で好きなドラマを見たり
ひとりで外出させてもらうようにしました。
そして
気持ちが落ち着いてから
「今日こんなことでストレスが溜まってたんだ。」
と話し、どうしたらいいか?
二人でよく話し合うようになったのです。
イライラからの八つ当たりは
決して良い結果を産みません。
それは、よく理解して欲しいところです。
そして、イライラしている自分を
甘やかしてあげることが
八つ当たりを防ぐ一番の得策だと思います。
まとめ
八つ当たりは家族にとって
迷惑でしかないことです。
子育てはイライラすることの連続で
それは誰のせいでもないのです。
大切なのは
イライラしている自分の気持ちに気付いて
落ち着かせてあげること。
そして家族には、ちゃんと言葉で
気持ちを伝えることが大切なのです。
そんな姿を子どもはしっかり見ています。
思春期を迎え
心が不安定になってきた我が子たちですが
親に八つ当たりすることは
ほとんどありません。
一番近い家族だからこそ
八つ当たりはしないようにしたいものですね。