アメリカで現在3歳半と1歳4ヶ月の息子2人を育てています。
最近はよくイクメンと呼ばれる
家事育児に積極的なパパも多いかと思いますが
我が家の夫は絵に描いたような昭和の男です^^
男は外で稼いでくるのが仕事
女は子どもを産み育て家を守るのが仕事と
言ってはばかりません。
特に我が家はアメリカで生活しているので
パパが子どもを連れてスーパーで買い物をしていたり
平日でも仕事終わりに子どもと公園で遊ぶ姿など
パパと子どもだけで過ごしている親子をよく見ます。
父子家庭なのかもしれませんが…。
更にはママが外で働いて
パパは専業主夫として家にいる家庭も
私の周りにも数件あるほど一般的です。
そんな環境で生活していると
嫌でも自分の家庭との違いを見せつけられ
全く家事育児に参加しない夫に
イライラを抑えられない時があります。
特に2人目が生まれてからは
精神的に追い込まれ
子どもを置いてまで
離婚しようかと思ったほどでした。
しかし可愛い我が子たちを
置いて出て行くなど当然できず
悔しさで涙が止まりませんでした。
下の子が1歳を過ぎ
ようやく平穏を取り戻しているかに見えますが
これは
夫が家事育児を手伝うようになったからではありません。
それは
私が自分の心の持ちようを変えたから
なのです。
今回は、そんな家庭において役立たずな夫に
私がどのようにしてイライラを爆発させずに
生活する方法を見つけたか?についてお話しします。
夫の異常なまでの拘りが凄い
今でさえ役立たずな夫ですが
長男が生まれる前から
自ら大の子ども好きであると宣言していた夫は
学生時代に幼稚園でボランティアをした経験もあり
「あなたより俺の方が絶対育児は上手い」
「あなたより俺の方に懐くんじゃない?」と言っていた程です。
私は子どもが嫌いではなかったけれど
育児は当然初めての経験で不安でした。
周りに小さい子どもがいる環境でもなかったので
「じゃー是非イクメンとして頑張って!」と
夫を頼もしくすら思っていました。
そして、いざ長男が誕生してみると
夫は元々の潔癖症も相まって
育児用品の衛生管理を厳しくチェックしてきました。
特に口に入れるものについては徹底していて
母乳で育てていたので
私の食べ物をチェックするのは勿論
搾乳機にセットするプラスチックのカップやボトルの洗浄は
専用にしていたスポンジで洗うことすら禁止!
食洗スポンジにも変な拘り
「スポンジにはどれだけの菌がついていると思っているんだ!」
と熱湯消毒のみをするように指導してきました。
「それだけでは汚れは取れない」
との私の主張は無視され
しばらく熱湯消毒のみをさせられましたが
さすがにそれでは母乳の油分が取れないので
消毒の前にこっそりスポンジで洗ったりしていました。
ある時は日本から応援に来ていた私の母の
掃除機のかけ方が気に入らないと言って
母から仕事を奪って自分でかけたりしていました。
炊事以外の家事をさせてもらえなくなった母は
慣れない海外生活に疲れたせいもあるでしょうが
居心地が悪くなり予定より早く帰ってしまいました。
夜泣きには無関心
そんな育児に
ある意味異常なまでに拘った夫ですが
夜泣きに関しては初めから全く対応しませんでした。
とても音に敏感な夫は
赤ちゃんのフエッという泣き声ともつかない声にさえ反応し
子どもが夜泣きする度に起きちゃいます。
それでオムツを替えてくれたりすれば助かるのですが
当然そんな風に手伝ってくれるはずもなく
苛立たしげに寝返りを打って枕で耳を覆うだけでした。
次男が生まれて3ヶ月過ぎたある時
ついに限界に達したのか
夜中にオムツ替えをしていた私に
「子どもを泣き止ませろ!」
と怒鳴ったことがあります。
これを機に、現在に至るまで夫婦別寝室です。
夫は1人部屋で、
私と子ども達は一緒に寝ています。
私も夜中に隣から漂う苛立ちを感じるのが苦痛だったので
別寝室になって心からホッとした事を覚えています。
しばらくは別寝室にしても夜中に泣き声が続くと
隣から怒鳴り込んでくることがありましたが
怒鳴り込んでも何も解決しないことが分かったのか、
子どもの成長とともに夜泣きも減ったからか、
私と子ども達だけの平和な夜がやってきました。
と言っても2、3時間おきには起きるのですが。
期待しても無駄だと諦める
特に清潔に関しては
神経質(潔癖症)で掃除洗濯もやっていた夫が
なぜ今は全くと言っていいほど
家事にも育児にも参加しないのか?は
おそらく私が上手く夫を
教育・コントロールできなかったせいだと思います。
夫に育児に対しての拘りがあったように
私にも拘りや、やり方があるのです。
例えば
哺乳瓶の洗い方にしても
熱湯消毒のみをさせようとした夫のやり方に反抗し
私がスポンジで洗っているのを見てケンカになったり、
夫のオムツの替え方や食器の洗い方に
私が口を出したりしていました。
旦那教育の失敗談
多少やり方が違っても
褒めて上手くおだてておけば
初めから家事育児に参加する癖がついて
今ごろ完璧なイクメンになっていたかもしれませんよね(>_<)
今思えば旦那教育を失敗したなと思っています。
多少のアラには目をつむっておけばよかったですよねー。
参加してくれているのは事実だけに
感謝すれば良かったです。
また、こちらが一日中子どもの世話と家事に大忙しで
家の中でもバタバタと動いているのに
自分はテレビを観ながらスマホをいじっている夫の姿をみる度に
今でも怒りが湧いてくることも多々あります。
しかしこれは
まだ夫に何かして欲しいと期待している証拠なのです。
相手に期待しているから
望む結果が得られないと苛立つ。
このことを怒りを感じた時に思い出すようにしています。
この人に期待しても無駄だと諦めるようになると
だいぶ夫に対してイライラすることも減り
穏やかに接することができるようになりました。
あと
どうしてもこれだけは言いたいということがある時は
しばらく時間を置いてから
落ち着いて(冷静に)話すようにしています^^
その場で言ってしまうと目くじら立つ事でも
「あの時はそうだったけど本当はこうしてほしかったんだよね」
などと日常会話の中に軽い感じで入れるようにすると
少なくともケンカになることはありません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
当時は離婚さえ考えた
全く家事育児に参加しない夫との生活は
今でもこの人で良かったのか?と考えることもありますが
自分の気持ちの持ちようで
穏やかに過ごせるようになってきました。
まだ結婚生活・子育てを始めたはがりの方には
ぜひ旦那様の教育を頑張ってもらいたいと思います。
私のように、もうそれには失敗したと思う方には
夫には期待しないことを心がけて
大らかな気持ちで子育てをして頂きたいです。
子どもにとってはママはイライラしているより
いつもニコニコして穏やかなほうがいいですよね。