大学入学式は、
お子さんが新たなスタートを切る晴れの日です。
特に娘さんにとっては、
制服ではなく自分で選ぶ
初めてのフォーマルウェアとなることが多いでしょう。
親御さんとしては、
「どんなスーツを着せればいいのだろう?」
と悩むところですよね。
本記事では、
大学入学式にふさわしい
女子スーツの選び方について、
カジュアルな語調でわかりやすく解説します。
娘さんが入学式で自信を持って臨めるよう、
ぜひ参考にしてみてください。
1. 大学入学式にふさわしい女子スーツとは?
大学の入学式は、
高校までの卒業式とはまた違う雰囲気の
フォーマルな式典です。
一般的に、
女子学生はビジネススタイルに近い
シンプルなスーツ姿で参加することが多く、
落ち着いた印象を与える服装が求められます。
親御さんの視点から見ても、
娘さんにはきちんとしたスーツを着せて、
初対面の大学関係者や同級生に
好印象を与えてほしいものですよね。
スーツを選ぶ際には
「式典にふさわしいきちんと感」と
「娘さんの個性や好み」の
バランスが大切になります。
また、大学入学式用のスーツは
今後のインターンシップや就職活動などでも
活用できる場合があります。
そうした将来のシーンも視野に入れつつ、
長く役立つ一着を選べると理想的です。
2. 大学入学式のスーツ選びの基本
シルエットやサイズ感の重要性
まずは娘さんに合った
ジャストサイズのスーツを選ぶことが大切です。
最近
オーバーサイズの服も流行していますが、
入学式のようなフォーマルな場では
体にフィットしたサイズのほうが
きちんとした印象になります。
特にジャケットの肩幅は
体型に合ったものを選びましょう。
試着時には
腕を動かしてみて窮屈な箇所がないか確認し、
袖丈や着丈も
長すぎず短すぎないかチェックしてください。
ボタンを留めてもシワが寄らず、
かといって大きすぎて
だらしなく見えないサイズ感が理想です。
体型に合ったスーツの選び方
入学式では
スカートスーツでもパンツスーツでも
問題ありません。
娘さんの好みと体型に合わせて、
自信を持って着られるスタイルを選びましょう。
動きやすさを重視するなら
パンツスタイル、
清楚で女性らしい印象を演出したいなら
スカートスタイルがおすすめです。
どちらを選ぶ場合でも、
立ったり座ったりしたときに窮屈でないか、
丈感は適切かなどを試着時に確認しましょう。
人気のスーツカラーと印象の違い
入学式用スーツの定番カラーは
黒・ネイビー(紺)・グレー
といった落ち着いた色味です。
それぞれ微妙に印象が異なります。
黒は最もフォーマルで引き締まった印象になり、
誰にでも似合いやすい定番色です
(就職活動など他の場でも使いやすい利点もあります)。
ネイビーは清潔感があり、
黒よりも柔らかく知的な印象を与えます。
グレーは上品でエレガントな雰囲気になり、
濃いチャコールグレーならシックに、
明るいライトグレーなら優しい印象になります。
人と違う個性を出したい場合、
近年は
ベージュや淡いパステルカラーの
スーツも人気です 。
ベージュ系は春らしく柔らかな印象を与えますが、
明るい色は汚れが目立ちやすい点に注意しましょう。
派手すぎない範囲であれば
ストライプ柄などで変化をつけても構いません。
ただし、
大きめのチェック柄など
個性が強すぎる柄物は
フォーマルな場には不向きです。
まずは落ち着いた色柄を選び、
インナーや小物で個性を加えましょう。
3. 国内外の人気スーツブランド紹介
入学式用のスーツは、
量販店からファストファッションまで
様々なブランドで購入できます。
ここでは
国内ブランドと海外ブランドの一例を挙げて、
それぞれの特徴をご紹介します。
予算や好みに合わせて
ベストな一着を見つけましょう。
国内ブランドの例
- ユニクロ (UNIQLO):手頃な価格で品質の安定したアイテムが揃うブランドです。シンプルなデザインが多く、初めてのスーツ選びにも適しています。リーズナブルながら生地もしっかりしており、必要十分な一着が見つかるでしょう。
- AOKI (アオキ):スーツ専門店として全国展開しており、フレッシャーズ(新社会人・新入生)向けのセールやセット販売をよく行っています。スーツ一式(ジャケット+スカートまたはパンツ、ブラウス等)をまとめてお得に揃えられるのが強みです。店員によるサイズアドバイスや裾直しサービスもあり、初めてのスーツでも安心して購入できます。
- 洋服の青山:こちらも大手スーツ量販店で、学生から社会人まで幅広いラインナップがあります。定番のリクルートスーツから女性向けのデザインスーツまで種類が豊富です。価格帯はAOKIと同程度で、セール時期には割引価格で購入できるチャンスがあります。
海外ブランドの例
- ZARA (ザラ):スペイン発のブランドで、トレンドを取り入れたおしゃれなデザインのスーツが手に入ります。比較的細身でスタイリッシュなシルエットのジャケットやパンツが多く、黒・ネイビー以外にベージュなど明るめカラーの展開もあります。価格も手頃ですが、生地によってはシワになりやすいものもあるため購入時に質感を確認すると良いでしょう。
- H&M (エイチアンドエム):スウェーデン発のファストファッションブランドです。低価格でスーツ風のセットアップを購入できます。シンプルなテーラードジャケットやパンツが揃いますが、耐久性という点では専門店のスーツに劣る場合もあります。短期間の着用目的でコストを抑えたい場合に候補になるでしょう。
- Mango (マンゴ):スペイン発のブランドで、日本でもオンラインや一部店舗で購入できます。女性らしいシルエットのスーツやセットアップが多く、流行を意識しつつ上品なデザインが特徴です。価格はZARAと同程度かやや上くらいで、生地もしっかりしています。海外ブランドは日本のブランドとサイズ感が異なる場合も多いので、できれば試着して確認することをおすすめします。
国内ブランドは
サポートやサイズ調整が充実、
海外ブランドは
デザインの多彩さが魅力です。
重視するポイントと予算に応じて
娘さんと相談しながら選びましょう。
4. 大学入学式のスーツスタイル例
入学式用スーツでも、
コーディネート次第で与える印象が変わります。
シンプルな中にも
娘さんらしさを表現できるよう、
いくつかスタイル例を見てみましょう。
大学入学式向けの女子スーツコーディネート例です。
写真左から、
ネイビーのパンツスーツに
ストライプ柄シャツを合わせた
知的でスタイリッシュなスタイル、
黒のスーツに
白無地ブラウスを合わせた
定番で上品なスタイル、
ネイビーのスーツに
ボウタイ付きブラウスを合わせた
エレガントで落ち着いたスタイル、
グレーのスーツに
淡いピンクのブラウスを合わせて
春らしい華やかさを演出したスタイルとなっています。
どのコーディネートも
ベースはシンプルですが、
小物やインナーの工夫で
印象が大きく変わるのが
お分かりいただけるでしょう。
「シンプル&上品にまとめたいなら黒×白」
「知的で落ち着いた雰囲気ならネイビー系」
「華やかさをプラスしたいなら明るめのインナーをプラス」
といったように、
目指したいイメージに合わせて
スーツとアイテムを組み合わせてみてください。
大切なのはTPOを踏まえつつも、
娘さん本人が自信を持てる着こなしに仕上げることです。
5. スーツと合わせるアイテム選び
スーツに合わせる小物選びも
全体の印象を左右します。
季節感を意識しつつ、
フォーマルさを損なわないアイテムを選びましょう。
ブラウス・インナー
ジャケットの下に着るトップスは、
白や薄いピンク・水色など
明るめの色がおすすめです。
入学式は春先ですが
会場によっては肌寒い場合もあるので、
長袖または七分袖のブラウスが無難でしょう。
シンプルなシャツでも良いですが、
リボンタイ付きブラウスや
襟元に控えめな
フリルがあるデザインを選ぶと
華やかさがプラスされます。
色柄は
スーツに合う落ち着いたものを選び、
派手すぎる装飾は避けましょう。
パンプス
足元はヒールのあるパンプスが基本です。
ヒールの高さは3~5cm程度で、
安定感のある太めヒールが
歩きやすくおすすめです。
カラーはブラックやダークブラウン、
ネイビーなどスーツに合わせやすい
落ち着いた色を選びます。
新品の靴は入学式までに履き慣らしておき、
当日痛くならないようにしておきましょう。
バッグ
入学式当日に持つバッグは、
A4書類が入るシンプルなトートバッグや
ハンドバッグが便利です。
色は靴に合わせて黒や紺、
ベージュなどが良いでしょう。
ブランドロゴが目立つもの
やカジュアルすぎるデザインは避け、
無地で上質感のあるものを選ぶと上品です。
アクセサリー
高校までの式典と異なり、
大学の入学式では
適度なアクセサリーを身につけても構いません。
シンプルなパールネックレスや
小ぶりのイヤリング・ピアスは、
スーツ姿に品の良さと華やぎを添えてくれます。
ただし、
大ぶりで目立つアクセサリーや
派手すぎるデザインのものは
フォーマルな場には
不向きですので避けましょう。
髪につける飾りも小さめのものに留め、
全体の統一感を意識してください。
6. スーツの購入とレンタルの選択肢
スーツを用意する際、
「購入するかレンタルを利用するか」
も検討ポイントです。
それぞれの
メリット・デメリットと、
予算に応じたおすすめプランを
押さえておきましょう。
購入する場合のポイント
今後もスーツを着る機会が多そうなら、
購入しておく方が長い目で見て経済的です。
例えば就職活動やインターン、
冠婚葬祭などでも使える黒や紺のスーツなら
一着持っておくと重宝します。
自分の体に合わせて裾直しなど
調整できるのも購入の強みです。
購入時期は2~3月頃のセールを狙うと、
まとめ買い割引などでお得に買えるでしょう。
デメリットとしては初期費用がかかることと、
使用後のクリーニングや保管の手間が発生する点です。
レンタルサービスの活用
最近ではフォーマルウェアの
レンタルサービスも充実しています。
入学式当日だけスーツを借りられるプランや、
数日間セットでレンタルできるサービスもあります。
レンタルのメリットは、
購入より費用を抑えられ、
使用後の保管や
クリーニングも不要なことです。
高級ブランドのスーツを
安価で借りられる場合もあります。
一方デメリットは、
サイズがピッタリ合わない
可能性があることや、
汚したり破損したりしないよう
気を遣う必要があることです。
入学式シーズンは予約が集中するため、
レンタルの場合は早めに手配しましょう。
予算別おすすめプラン
スーツにかけられる予算によって選択肢も変わります。
目安として、~1万円前後なら
ユニクロやH&Mなどの
リーズナブルなセットアップ購入、
あるいは
レンタルの利用が現実的です。
2~3万円なら
AOKIや青山などの量販店で
質の良いスーツ一式を新品購入できます
(セール利用でブラウスやバッグ付きセットが手に入ることも)。
5万円以上なら
デパートのフォーマルウェア売り場や
オーダースーツ店で
高品質な一着を仕立てることも可能です。
親御さんの予算と
娘さんの希望をすり合わせて、
最適なプランを選んでください。
7. 入学式当日までの準備ガイド
お気に入りのスーツが決まったら、
当日に向けて抜かりなく準備を進めましょう。
直前になって慌てないよう、
次の点をチェックしてください。
事前にチェックするもの
- スーツ本体:タグやしつけ糸を外し、必要に応じてアイロンでシワ伸ばし。
- ブラウス:汚れやシワがないか確認(必要なら洗濯・アイロン)。白系の場合は下着の透けも要チェック。
- 靴(パンプス):磨いておき、事前に履き慣らして靴擦れ対策。ヒールのゴムがすり減っていれば交換。
- バッグ:必要なものが入るかサイズ確認。招待状など書類を入れるファイル類も用意。
- ストッキング:肌色のストッキングを用意(伝線に備え予備も持参)。
- アクセサリー:着用予定のアクセサリーを揃えておく(ネックレスやイヤリング、腕時計など)。天気に応じて折りたたみ傘やコートも準備。
試着の重要性
入学式までに一度、
娘さんにスーツ一式を着せてみましょう。
家で全身コーディネートを着て確認しましょう。
座ったときにスカートが短すぎないか、
パンツやジャケットがきつくないか、
歩きにくくないか、
といった点を確認してください。
事前に着慣れておけば
当日の緊張も和らぎ、
安心して本番に臨めます。
入学式当日に備えるポイント
前夜までに持ち物リストを再確認し、
スーツはホコリを取り除いてから
カバーを掛けて準備しておきましょう。
当日は時間に余裕を持って行動し、
身だしなみを整えてから会場に向かいます。
万全の準備で晴れの日を迎えましょう。