年の瀬も近くなってきて
主婦業が、とても忙しいのに
おせち料理はどうしようかと
悩んじゃいますよねー。
今年のおせち料理は、手作りに挑戦したいけど
おせちならではの重箱の値段や大きさに
心折れそうになりませんか?
収納スペースも考えないといけないですし
それならいっその事、かさばる重箱は捨ててしまって
使い捨ての重箱から始めてみましょう。
なんでおせち料理って重箱なの?それにはちゃんと意味があった
おせち料理は何段が正解?
スーパーや百貨店のおせち料理のリーフレットを見ると
最近では三段になったおせちが多いようですが
正式なものは四段だと言われています。
四は「死」を意味するため
与の段(よのだん)と言われます。
五段のものも、あるのですが
五段目には、いいことがまだ入るようにという意味や
家族の好物を余分に入れておくスペースだという事で
なにも入れないのが慣習らしいのです。
なので実質的には四段になります。
四段の意味は春夏秋冬を表します。
また、三という字は日本では完全であることを表すのですが
更にその上という意味でも四段の重箱を使います。
重箱である意味も「めでたさを重ねる」という意味で
縁起のいいものなのです。
だからといって四段の重箱って
おせち料理にしか使わないですよねー^^
子供の運動会にも四段の重箱は
昔は使われていたらしいのですが
今ではめっきり、少なくなりその形も減ってきています。
家族の人数も減っていますから
やはり三段がちょうどいいのかもしれませんね。
使い捨ての重箱でもOK?
年に一回しか使わないのであれば
いっその事捨ててしまって
使い捨ての重箱から始めてみてはいかがでしょうか?
ちょっともったいない、と思いますが
デパートやスーパーでおせちを購入しても
結局ゴミとして重箱は捨ててしまいますよね。
更に本物?の漆の重箱は結構な金額ですので
新たに買い求めるのは、勿体ない。
初めておせち料理を作ってみてその大変さに挫折した…
となれば
その重箱は悲しい結末になります。
使い捨ての重箱であれば
1000円ぐらいでプラスチックのものが購入できますので
こちらを利用してみて、次の年からはしっかりしたものを買うもよし、
また使い捨てを使うも良しだと思います^^
収納スペースや片付けを考えれば、いっそ断捨離?した方が
よっぽどスッキリしますよ!
それから
料理を重箱に詰める時にも
ちゃんとルールがあるのはご存知ですか?
インターネットで注文する時に
同じお店で仕切りも一緒に購入すると
詰めやすくなります。
|
重箱の選び方は二人なら15センチくらい
三、四人なら19センチのもの
更に多いなら22センチ四方がいいでしょう。
おせち料理は詰め方にもルールがあります
昆布巻きには子宝成就や不老長寿、
数の子には子孫繁栄など、
おせち料理の中身には
縁起のいい意味が沢山詰まっています。
おせち料理には本当に沢山の意味やルールがあるのですが
詰め方にもちゃんとルールがあるんですよ。
今回は三段重を詰めるにあたってのルールをご紹介しますね。
おせち料理の種類
まず
おせち料理には大きく分けて四つの種類があります。
- 祝い肴・口取り…黒豆やかまぼこなど、お酒の肴となるもの、お祝いの時に食べるもの
- 酢の物…紅白なます、酢蓮など
- 焼き魚…鯛、エビなど、最近はうなぎなども
- 煮物…昆布巻き、陣笠しいたけなど
それらから
住んでいる地域に合わせて中身を選びます。
初めてその地域のおせち料理を作る時は
周囲に聞いてみるといいでしょう。
作ってみたけど知ってるおせちと全然違った!
ということを避けられます。
詰める時のルール
次に
詰める時のルール。
- 一の段…祝い肴・口取り
- 二の段…焼き魚・酢の物
- 三の段…煮物
なんだかフレンチのコースの出し方のようです。
三の段の煮物は昆布巻きやしいたけなどを
少しずつ入れることもありますが
筑前煮などをいっぱいに入れる方法もあります。
おせち料理の煮物は、お煮しめにするので
時間がかかりますから
沢山作れて筍や蓮根、人参などの
縁起の良いものが入っている筑前煮はおすすめです。
また口取りに関しては
お酒を飲む人が取りやすいように
重箱に入れず別の皿に盛り付けても構いません。
そして
入れる品数は必ず奇数にします。
配置の方法
最後は配置です。
仕切りを使って隙間なくぴっちり詰めていきます。
配置の方法も種類があるんですよ。
- 一松…格子状。◯×ゲームのマスの形
- 七宝…中心に一種類置き、放射線状に詰めていく
- 隅取り…重箱に◇を置いてその中と空いた隙間に詰めていく
- 段詰め…横一列に詰める
- 升掛…斜めに詰める
その他にも末広や扇詰といったバリエーションもあります。
初めての方は上記の詰め方が詰めやすいと思います。
一の重が市松だからといって
二の重も市松じゃないといけないということはありません。
食材を準備する時に紙にレイアウトを描いてみて
なにをどこに入れるか考えてから買い出しに行くと
買い忘れや余ってしまったということが防げます。
そのレイアウトなどは捨てずに次年以降まで取っておくと
毎年悩むことがなくて、とても便利ですよ!
おせち料理は普段作らないようなメニューが多いですから
レシピなども書いて置けるように
ノートに書いておくといいと思います。
自分だけの定番おせち料理にしてしまいましょう。
まとめ
伝統的でちょっと大変なおせち料理ですが
重箱の意味や詰め方の意味まで分かると
縁起や家族の幸福をどこまでも願うような
とても細やかな由来のものばかりだと分かります。
そう考えると
火の神様が怒るからお正月は火を使ってはいけないという理由も
お正月くらいは主婦を家事から解放してあげようという
優しい意味合いも込められていたのかもしれませんね^^
おせち料理の中身も
本来は日持ちが効いてまとめて沢山作れる物ばかりです。
重箱という入れ物の管理を手放すことによって
大変な正月料理の取り組みが、ちょっとは楽になると思いますよ。